第43回港支部総会「どん底からの事業承継」開催

4月24日、港区立商工会館にて、第43回港支部総会を行いました。
総会記念講演は、東京中小企業家同友会港支部会員でソフトウエア開発を手掛ける株式会社第一コンピュータサービス 増田洋一社長が「どん底からの事業承継」と題して話をしました。
お父さんが創業した第一コンピュータサービスに1979年に入社。
増田氏は、プログラマー、システムエンジニアを経て、総務課長、営業部長とキャリアを積んできました。
９３年に同社の取締役に就任するも困難山積だったとのこと。
当時、バブル景気が崩壊し、金融関係の開発案件はゼロとなり、中堅と目されていたソフトウエア会社が次々と倒産・廃業。第一コンピュータサービスも売上激減、創業して初めての危機的状況の中で、開発スキルの高い技術者が次々と他社へ転職をしていき社員数が半減し、社員のモチベーションも下降、事業承継のタイミングとしては最悪の状況でした。
幾多の困難に対して二代目経営者として陣頭指揮を執り、社員の士気を高め、成長し続けた同社。
身近な経営者からの生々しい報告で、学び多い講演でした。