港支部のオービックシーガルズがアメフト日本一に!
「僕達は常に日本一を目指しています。」こう言うのは、我らが東京同友会港支部の会員社である(株)シーガルズの並河社長である。入会間もない頃に会った時から、その言葉はずっと変わらない。「今年は日本一になります。」今シーズンは始めから、その言葉にも力の入り方が違っていた。
日本一を目指して、その通りに日本一になる。こんな事が本当に出来てしまうから凄い。しかも今シーズンは、春の「パールボウル」から無敗のまま日本社会人リーグ優勝、そして本年1月3日行われた第23回日本選手権「第59回ライスボウル」で法政大学トマホークスを大差で破って完全優勝、見事日本一に輝いた。さらに嬉しい事に、オービックシーガルズのチアリーダーチームも同時に、「チア・オブ・ザ・イヤー」としてこれも日本一に輝いたのである。
さて、既にご存知のように港支部では昨年「オービックシーガルズ・サポート特別委員会」を立ち上げ、同友会でも異色の存在であるスポーツチームの応援を通して、港区や同友会の内外に活動情報を発信することで、港支部の知名度・認知度の向上を目指した。もちろん港支部だけでなく、東京中小企業家同友会そのものの広報活動にもお役に立てればとの思いも強かった。そして、応援を始めて1年目でこの快挙である。私たち港支部会員にとって、今年は本当に嬉しい最高のお正月だった。
その試合の模様は、この紙面ではとても伝えきれないほどの熱気と興奮に包まれた好ゲームだった、とお伝えしたい。知的でスピード感溢れるプレーと、力強く迫力ある選手達の激突を目の当たりにして、会場で応援していた私達の興奮状態も絶頂に達してしまったほどだ。アメフトの試合で東京ドームがこんなにも一杯になるとは、観戦する人達がこんなにも熱くなるとは、まさに初めての体験だった。
そのほかに、伊能支部長を始め応援に駆けつけた港支部の面々のもう一つの関心事は「港支部の名前の入った大きな横断幕」だった。その幕はシーガルズが昨年12月の社会人リーグ決勝に進出した時に、横浜球場の試合に間に合うようにと支部長の決断で急遽作成を依頼したものだった。今回は東京ドームのバックスクリーン付近の外野席の壁にしっかりと設置されていた。「おお、我らが港支部の横断幕が確かにあそこに。」と一同感動の声。当日行なわれたNHKの生放送では、テレビ画面の中でその横断幕が何度も写り「東京同友会港支部」の名前は全国に知れ渡った、と思う。教育放送とは言え、正月三が日の全国放送の効果は絶大だったに違いない。
こうなったらシーガルズにぜひ頑張ってもらい、来年の正月も東京ドームにもう一度来て、日本一の夢を見させて貰いたいと願うばかりである。
株式会社第一製版 竹ノ上蔵造