芝商業高校インターンシップ
港支部では3年目となります都立芝商業高校のインターンシップ生受入が、今年も4社の会員企業で実施されました。当社も今回初めて2年生の吉賀綾子さんに、去る12月19日から23日まで就業体験をして戴きました。
受入前は、最近の高校生についてマスコミの情報ぐらいでしか知らないことや、また、当社のような少人数で専門的な職種の会社で、果たしてインターンシップ生を受入れられるか等々不安な面も正直ありました。しかし、そんな不安や、最近すっかり“オジサン”化して「最近の若い者は。。。」状態の私の現代高校生像を、直ぐに払拭してくれました。まず、非常に礼儀正しい。きちんとした挨拶と共に、初日の寒い冬の朝は始業時間の30分も前から会社の前で待っていたことに驚きました。さらに、自己紹介書を見ると「簿記2級、英検2級、情報処理2級等など」数多くの資格を既に取得しており、「将来は公務員になりたい。そのために専門学校に進学する」と明確な目標を語る彼女の前で、ただただ私は自分の高校時代を顧みて赤面するばかりでした。
吉賀さんには、私のアシスタント業務の他に、電話応対、来客応対などもやって戴きました。最初は恐々小さな声だった電話応対も、2日目からは大きくハッキリした声で立派にこなして戴きました。当社の来客者の大半は金融機関の方々ですが、制服姿の吉賀さんを見て一応に驚かれる様子を見るのが、私の楽しみにもなりました。。。
“アッ”と言う間の3日間でしたが、私も含め社員達にも良い意味で緊張感と刺激を与えて戴いたと思います。最後の日には、思わず本当の社員が辞めてしまうような気がして寂しくなる半面、『まだまだ日本の若者も捨てたもんじゃない!日本の将来もまだまだ明るい!!』と妙に嬉しくなってしまいました。
先日、吉賀さんから「今まで気付かなかった私自身を発見できたと共に、自分の弱点を再確認し、今後の進路活動の中で改善していきたい。3日間の職場体験が、私の一生の財産となりました。」との丁寧なお手紙を頂戴しました。
企業側にも生徒側にも、お互い色々な気付きを与えてくれるインターンシップに、来年も、ぜひ、多くの会員企業にインターンシップ生を受入れて戴きたいと思います。最後に熱心にご指導戴きました望月先生に感謝申し上げたいと思います。
株式会社エフ・エフ・ジェイ 代表取締役 伊能隆男